伊勢海老釣りに行きたい!(其の四)
ヤフオク等で自作の竿を出品されている方もいらっしゃいますので、
是非探してみてはいかがでしょう。
価格は確か2,000円代でした。
リールは主に両軸リールの中型を使用しております。スピニングリールをご使用の方もいらっしゃいますが、大物が掛かった場合にドラグが空回りして釣り上げられないケースがあります。
リールです。
釣具店やインターネット等で購入できます。
価格は1,000円位からありますが、竿と同様あまり高価な物はお勧めしません。
5,000円前後の物で十分対応できます。
私の場合ですが、1.6mの船用の竿と両軸リールを先輩から安く譲って頂き、10年使用しております。
あとは釣具店で1.3mのテトラ用の竿を1,980円、両軸リールを980円で購入し5年使用しております。
安価な物でも釣果は出ます。
道糸はナイロンの6〜10号を使用しております。
PE(超高分子量ポリエチレンライン。強い、伸びない、巻グセがつかないメリットがあります。)を使用するケースもありますが根掛かりすると切れにくい為、ナイロンが無難です。
錘は中通し15号〜25号の丸型(転がり穴に落ち易い為)を使用しております。
仕掛けは既製品もありますが、自作される方が多いです。
既製品です。
私の自作です。
作る方の好みにより様々な形がありますが、この様に針が3本付いた物は、最も一般的な形ではないでしょうか。
穴によってこちらと使い分けております。
ハリスはホンテロン(ポリエステル)の5号を使用しております。
ホンテロンはクセが付いても引っ張れば直ぐに修正できます。
根ズレに強いフロロカーボンを使用する方も多いです。
針は一般的にチヌ針や伊勢尼針を使用しますが、私は下の写真の5号を
使用しております。
餌はマムシ(赤イソメ)を1cm程に
切って全ての針に付け使用しております。
黒い牙があり、見た目は気持ち悪く体液もいい感じで臭いです。
慣れてしまえば全く気にならなくなります。(笑)
価格は1人1,000円分購入すれば、いつも余ります。
時期により在庫が薄い場合がありますので、
事前に餌屋さんに問合せし確認して頂いた方が確実です。
餌屋さんによっては予約もできます。
こんな生き物です。
マムシにつきましてはこちらをご覧下さい。
釣った伊勢海老は〆ずに生きたまま持ち帰ります。
クーラーボックスに海水をくみ、エアーポンプを付けブクブクやりながら持ち帰ります。
クーラーボックスにエアーポンプを取り付ける際にドリルでの加工が必要ですが、非常に簡単です。
(ホースを通す穴を開ける為)
ダイワのクーラーボックスです。
ハピソンのエアーポンプです。
海水をくむ為、下の写真の様な
水くみバケツも必要ですね。
価格ですが、クーラーボックスは写真の大きさですと10,000円弱ですが、安価な物は1,000円代からあります。
やはり釣り用は使い勝手が良いですね。
エアーポンプは2,000円代〜5,000円位で、水くみバケツは1,000円以下で購入できます。
いずれも釣具店やインターネットで購入できます。
最後に昨日省略しましたグローブ、帽子、レインウェア等をお伝えします。
防波堤やテトラポットは凹凸が激しくコンクリートです。
グローブは防寒以外にも手をついた時の滑り止めや保護の役目もしてくれます。
グローブの着用をお勧めします。
餌を付けるので、3本指が出る物が良いです。
釣具店やインターネットで購入できます。
価格は500円位からありますが、高価な物は数千円します。
グローブは使用すると摩耗しますので、消耗品と考え安価な物をお勧めします。
帽子も防寒や保護の役目をしてくれます。頭に針が掛かったという事故もありましたので、着用をお勧めします。
釣り用でなくても問題ありません。
キャップでもニットでも自宅にある物で結構です。
釣具メーカーのキャップは格好良いですが。(笑)
レインウェアとはご存知だと思いますが雨具、雨ガッパです。
雨の日というイメージですよね。
海は常時風が吹いております。
夏場でも長時間風にあたっていれば寒くなります。
レインウェアは風を通さないので防寒の役目もしてくれます。
こちらも釣具店やインターネットで購入できます。
有名メーカーの物は格好も良く、機能性にも優れておりますが、価格は10,000円以上と高価です。
有名なメーカーでなければ、同様の機能性で安価に購入できます。
やはりブランド、格好良いですね。
足場が悪いテトラポットの上におりますと移動が大変です。
餌や仕掛け等が足りないと、取りに戻るのも一苦労です。
不慣れであれば尚更です。
ウェストバッグと餌箱があると非常に安全で便利です。
ウェストバッグは釣り用でなくても
問題ありません。
自宅にある物で結構です。
根掛かりが多い釣りなので、仕掛けと錘の予備は必要です。
錘や仕掛け等が入れば大丈夫です。
餌箱は細かく切った餌を入れベルトに付けておけば、餌を取られても直ぐに付けられます。
餌箱です。
釣具店やインターネットで1,000円以下で購入できます。
以上、本日は釣具についてお伝えしました。
では、また更新させて頂きます。
本日はこの辺で失礼致します。
伊勢海老釣りに行きたい!(其の三)
こんにちは。
昨日は伊勢海老の時期や時間帯、穴(ポイント)や釣り方等をお伝え致しました。
本日は釣りの保安用品と申し上げましょうか、安全面で必要な装備をご案内致します。
伊勢海老釣りは昼間される方もいらっしゃいますが、基本的に夜釣りです。
頭に装着するLEDライト(ヘッドライト)を必ずご用意下さい。
夜の防波堤やテトラポットの上は想像以上に暗いです。
足元を見たり仕掛けを結ぶ為に必要不可欠です。
ホームセンターや釣具店、インターネット、家電量販店でも購入できます。
価格は様々ですが、安い物で十分対応できます。
私は家電量販店で1,300円で購入しましたが、6年使用しております。
ヘッドライトです。
かなり明るいですよ。
次に伊勢海老の釣り場は海です。
高波にさらわれたり、滑って転落なんて事が100%無いとは言い切れません。
そんな状況も考えライフジャケットを着用しましょう。
浮力材式(発砲材入り)
自動膨張式
(水を感知すると自動で膨らみますが、紐を引いて手動で膨らます事もできます。)
自動膨張式
(腰に装着するタイプ)
釣り用では上記3種類がありますが、転落時に発砲材で衝撃を吸収する事も考え、浮力材式が好ましいです。
こちらも価格は様々で、3,000円前後の物や、20,000円前後の物もあります。
やはり命を守る救命胴衣ですから、安心して使用できる物がいいですね。
お恥ずかしい話ですが、私落ちた事あります。(汗)
ライフジャケットは確かに浮きました。(苦笑)
続きまして、フィッシングブーツをご案内致します。
フィッシングブーツとは単純に滑らない長靴です。
釣具店やインターネット等で購入できます。
靴の裏にフェルトが貼られており、更に引っかくピンが埋め込まれております。
平らな防波堤の上等は必要無いと思いますが、濡れた岩場やテトラポットは滑って危険です。そんな場所でフェルトが物凄いパワーを発揮します。
価格は5,000円位〜15,000円位と長靴にしてはかなり高価ですが、いつも助けられております。
その他にもグローブや帽子、レインウェア等細かい物もありますが、重要な3点をお伝え致しました。
次回は竿とリール、餌と仕掛けについてお伝え致します。
では、本日はこの辺で失礼致します。
伊勢海老釣りに行きたい!(其の二)
こんばんは。
タイトルがダサくて申し訳ございません。(汗)
昨日は伊勢海老の漁業権についてお伝え致しました。
本日はこちらになります。
伊勢海老は1年を通して釣れますが、夏場と冬場でかなり釣果が変わります。
伊勢海老の産卵期が5月〜9月頃と言われており、その時期が活発で数も期待できます。
産卵が終わり寒くなるにつれ、少し沖へ移動する為、数が激減します。
しかし、大きさと味は冬場の方が期待できます。
余談ですが、一般的な伊勢海老の解禁は10月ですが、千葉県の房総では8月と他の県よりも早いのです。
因みに全国で伊勢海老の漁獲量が一番多いのは、千葉県なんです。
私もびっくりしました。
伊勢海老なので三重県かなって思いますよね。
少し前のグラフですが参考まで。
次に伊勢海老釣りの時間帯や狙う穴(ポイント)、どの様な釣り方をするかをお伝え致します。
伊勢海老は夜行性で夜になると、巣から出て行動します。
昼間釣っている方もいらっしゃいますが、夜の方が釣れる確率は断然高いです。
時間帯は、太陽が沈んで暗くなる頃から竿を出し始めます。
景色も綺麗で最初は感動します。
伊勢海老釣りは防波堤やテトラポットの穴釣りです。
防波堤の淵や
テトラポットの隙間
等を探りながら穴を見つけます。
探っている間は根掛かりが多いので、仕掛けは多めにご用意下さい。
(15本位は常備しております。)
小さなカニが掛かって、根掛かりみたいになる事も多いのでご注意下さい。
こんなカニです。
伊勢海老の口は非常に小さく硬いので、なかなか針が掛かりません。
しかも食いつくのでは無く、口の周りに付いている小さな手?の様なもので押さえたりします。
どこか関節に引っ掛かり釣れる事がほとんどですね。
当たりがあったら直ぐにリールを巻き上げず、竿ごと少し持ち上げてしっかり針に乗ったかを確認して下さい。
いきなり巻くと足が抜けたりバラけてしまいます。
乗っていれば逃げようとして強く引きますので、そこから一気にリールを巻き上げて下さい。
この強い引きがたまりません。
水中から揚がりましたらバラける恐れがありますので、網ですくうか素手でガッチリとキャッチして下さい。
こんな感じで釣れますよ。
伊勢海老は群れで行動しています。1匹釣れた穴は複数釣れる事が多いので、1匹でやめず必ず何回も仕掛けを落として下さい。
しかも、その穴は次回の釣りでも釣れる可能性が高いので、自分専用の穴として記憶しておいて下さい。
何度か通っていると何ヶ所も自分の穴ができます。
1ヶ所に留まらず実績がある穴を順に仕掛けを落としていき、また順に戻ったりして釣れない時は、新規開拓したりと色々試してみて下さい。
仲間内でその穴を共有してる方もいますし、他の方が釣っている穴を誰もいない時に試すなんて事もありです。
釣り場はみんなの場所ですからね。
一度詳しい方にアドバイスしていただけると安心ですね。
調子が良い日は、竿を出してから2時間程度でクーラーボックスが大変な事になった事もありました。
これよりもっと凄いです。
ぱっと見気持ち悪いですよ。(笑)
その反面、調子が悪い日は朝まで粘っても0の日もありました。
私の場合運が良いのか0の日は少なく、大体1〜2匹は釣れております。
たとえ釣果が悪くても、成長段階の小さなサイズは必ず逃がしてあげて下さいね。
宜しくお願い致します。
終わりに本日の注意点になります。
釣り場はなるべくテトラポットは避け、平たんな場所をお選び下さい。
もしテトラポットで釣りをされる場合、移動が滑り易く大変危険ですので十分ご注意下さい。
釣り場は、明るいうちに足元等を下見しておくと安心です。
慣れないうちは、詳しい方との同行をお勧め致します。
くれぐれも誤った判断はせず、合法で安全な釣りをして下さい。
尚、必要な釣具類は次回の記事にてお伝え致します。
では本日はこの辺で失礼致します。
伊勢海老釣りに行きたい!
初めまして!
伊勢海老釣りは昔からの方もいらっしゃいますが、数年前から爆発的に人口が増えております。
釣りをされる方ならご存知の方が多いと思います。
私は釣りに全く興味が無く、10年程前職場の先輩に誘われ初めて釣りに行ったのが伊勢海老釣りでした。
その日の釣果は0でしたが「こんなに楽しい遊びがあったの?」と衝撃を受けました。
先輩が釣った伊勢海老を頂いたので、持ち帰り刺身で頂いてからは、完全に虜になりました。
伊勢海老といえば、大半の方が網で獲る、潜って獲るとお考えだと思います。
決まって「えっ?伊勢海老って釣るの?」という返事が返ってきます。
私もそうでした。
こんな食べ方をする高級食材ですが釣れるんです。
場所は日本各地の様々な防波堤、
テトラポット(波消しブロック)の隙間
等で釣れます。
しかし、その場所の大半は漁業権が設定されております。
漁業権を侵害して伊勢海老を釣りますと違法(密漁)になり、海上保安庁に逮捕され罰金を支払った例、地元の漁師さんや怖い方々から天罰をくらった例もあります。
よって目的地が伊勢海老を釣っても良い場所か必ず確認し適切な判断の上、釣りを行なって下さい。
詳細は各県の水産課に問い合わせれば確実です。
漁協では嫌がって適当に答えられてしまいます。
私が以前通っていた釣り場は千葉県の銚子でしたが、残念ながら現在は漁業権が設定され伊勢海老釣りは違法(密漁)になります。
餌屋のおじさんに確認したのですが、それ以来お客さんも減り餌の販売をやめたそうです。
海上保安庁の方が巡回している話も聞いております。
折角の楽しい釣り、苦しく辛い釣りにならない様に合法的に行いましょう。
順を追って釣具や餌等も書かせていただきます。
では本日はこの辺で失礼致します。